きみの声を聞かせて




わたしは薄暗い器具庫の中、気まずい気持ちもあって俯いたまま通り過ぎようとした時……



「あんた……」



と声を掛けられた。



その瞬間にバチっと合った目。



急に速くなり出した鼓動。



わたしはその言葉にビクビクしながら足を止めた。



いったいこの人に何を言われるんだろう。



「……あのプレーなんだったわけ?



あんな最低なプレー……見てらんなかったんだけど」



冷たい声で吐く彼はそのまま話を続ける。