「こ、怖い!!」

やっぱり、瞬介君は男の子の中で一番怖いかも……。

「よぉー!千花。来たのか」

「ゆ、夢〜」

夢と音葉が私の所へと来る。

「朝から瞬介に会えるなんてラッキーだな」

「そんな事言わないでよ〜、凄く怖かったんだから!!!」

「あらあら」

「そうかぁ。よしよし」

涙ぐむ私の頭を、夢が優しく撫でてくれた。

「千花、今休み時間だし。学食にケーキ食べに行かない?」

「うん!行く行く!!」

音葉が誘ってくれる事が凄い嬉しい。私は、昔から人見知りで、友達なんて一人も居なかったけど、音葉や夢が話しかけてくれたおかけで、私にとって二人は大切な存在になっている。