赤い扉(ホラー)

「待って、私も行く」


廊下でソラに腕をつかまれ、りえは立ち止まる。


けれど、ソラもただ事ではないとわかっているのか真剣だ。


「わかった。ソラも一緒にいいでしょ?」


サヤカは二人を交互に見つめて「もちろん」と微笑んだ。