「やっぱ気持ちいいねぇ」


青空が広がる中、錆びれたベンチに座る二人。


他にも生徒はいるものの、大抵がホコリくさい教室を嫌う女子生徒ばかり。


「ここでサンドイッチ食べるとおいしいよね」


ソラも、気持ちよさそうにそう言う。


そんな中、一人の男子生徒が後ろから声をかけてきた。


振り向くと、この学校じゃ有名なガリベン君が真っ赤な顔をして立っている。


「なに……?」


あからさまに嫌な顔をしながら、ソラが聞く。