しばらくは松井くんの腕の中でオロオロと困り果ててた。 でも徐々に睡魔がきて、私も寝てた。 彼から漂う甘い香りに、完全にリラックスしてた。 目を覚ました時には、かなりの時間が経過してて……。 「今、何時だろ……」 目を擦りながら、保健室の時計を見ると、もうすぐ4時間目の授業が終わろうとしていた。 「松井くん!!起きて!!」 さすがに起こさないと。 いっぱい授業サボっちゃった……。