私はいつも彼方の強引さに押されてばかり。 「もう…離してよ!!」 学校を出てしばらく歩いた所で、手を思い切りふり払った。 「もしかしてツンデレ?」 「違う。絶対に違うから」 彼方は強引過ぎる。 いつもいつもその強引さに圧倒されてばかり。 そもそも私がハッキリしないのがいけないんだよね……? だったらいっその事。 「あのね、彼方」 「ん?」 「私ね…本当は……」 彼方は何か勘違いしてるのか「うんうん」と言いながら目をキラキラさせた。