幼い私も、叫ぶ。 だけど、大雅の頭の中はボールの事しかないみたいで。 『大雅!!』 トンッ……! キキー!! ガシャン!! タイヤが、ブレーキを押しても止まらなくて滑る音。 電柱柱などに当たり車が潰れる音。 そして……。 少し飛ばされた人…… 大雅のお母さん……。 体の色んな所から、血が勢いよく出てくる。 私は唖然とする。 『…お、母さん……!お母さん!!』 『大雅、見ちゃ駄目!』 私は、ハッとする。 先ほどまで公園にいた幼い私が大雅の近くにいた。