何だか更に憂鬱な気持ちになっていると、グラウンドの方から大きな太鼓の音が聞こえ、そちらに視線が向く。
この音楽室は一階のグラウンド側に位置しており、様子が良く見える。
太鼓の音の方の先頭には赤嶺先輩、そのすぐ後ろには満島先輩ともう一人、そして、その後ろには他の男子学生達がいる。あれは、応援団だ。
「文化祭、後二週間だものね。応援団は毎年、三年生の引退演舞を文化祭にやってるのよ」
グランドピアノから離れ窓際に立ったありさ先生に続き、僕も窓際へと向かい、その様子を眺める。
「普段は細くて綺麗な子なのにね。応援団の時は勇ましいよね、赤嶺さん。今は体操着だけど当日は学ランだろうし、かっこいいんだろうな」
「そう、ですね」
男の中に一人混じった赤嶺先輩だが、ハリのあるその声や、キビキビと動く鋭利な動作に思わず見とれてしまうほど勇ましく逞しい。
ああいう姿を見てしまうと、改めて思う。赤嶺先輩は僕なんかとは生きる場所の違う人なんだと。
この音楽室は一階のグラウンド側に位置しており、様子が良く見える。
太鼓の音の方の先頭には赤嶺先輩、そのすぐ後ろには満島先輩ともう一人、そして、その後ろには他の男子学生達がいる。あれは、応援団だ。
「文化祭、後二週間だものね。応援団は毎年、三年生の引退演舞を文化祭にやってるのよ」
グランドピアノから離れ窓際に立ったありさ先生に続き、僕も窓際へと向かい、その様子を眺める。
「普段は細くて綺麗な子なのにね。応援団の時は勇ましいよね、赤嶺さん。今は体操着だけど当日は学ランだろうし、かっこいいんだろうな」
「そう、ですね」
男の中に一人混じった赤嶺先輩だが、ハリのあるその声や、キビキビと動く鋭利な動作に思わず見とれてしまうほど勇ましく逞しい。
ああいう姿を見てしまうと、改めて思う。赤嶺先輩は僕なんかとは生きる場所の違う人なんだと。


