そんな赤嶺先輩の一番理解者の彼が、僕を責めるでなく穏やかに言った。
「……和真が悲しんでるよ。自分のせいで、もうエルザと話すことが出来なくなるかもしれないって」
赤嶺先輩が気に病む事は何一つ無いのに。僕が先輩達の幼なじみの事を聞いて、それに答えただけだというのに。
断ったのだって僕の自己都合だし、僕なんかと話すことが出来なくなるくらい、彼女や満島先輩にとって大した出来事では無い筈。
なのに、どうして気にするのだろう。彼女も、そして、目の前の満島先輩も。
「なあ、エルザ借りても良い?ついでに、一時間目にこいつがいない理由、何とか見繕って」
「え、満島先輩、ちょっと……」
満島先輩の言葉に返事をする前に、満島先輩は僕の手を取り、クラスメイトにそう頼むと僕を教室から連れ出して行く。
満島先輩には、多分自由に羽ばたける翼がある。世界を自分中心に巻き込めるような、そんな自由な翼が。
「……和真が悲しんでるよ。自分のせいで、もうエルザと話すことが出来なくなるかもしれないって」
赤嶺先輩が気に病む事は何一つ無いのに。僕が先輩達の幼なじみの事を聞いて、それに答えただけだというのに。
断ったのだって僕の自己都合だし、僕なんかと話すことが出来なくなるくらい、彼女や満島先輩にとって大した出来事では無い筈。
なのに、どうして気にするのだろう。彼女も、そして、目の前の満島先輩も。
「なあ、エルザ借りても良い?ついでに、一時間目にこいつがいない理由、何とか見繕って」
「え、満島先輩、ちょっと……」
満島先輩の言葉に返事をする前に、満島先輩は僕の手を取り、クラスメイトにそう頼むと僕を教室から連れ出して行く。
満島先輩には、多分自由に羽ばたける翼がある。世界を自分中心に巻き込めるような、そんな自由な翼が。


