次に目を覚ました時は、朝日が差し込み、開いた窓がカーテンを揺らし、肌が粟立つ朝だった。
隣にはもう和真先輩はおらず、あの夜は僕の死ぬ間際の夢だったのかもしれないと思えてしまう。
ぽふと枕に頭を埋めると、夢では無かったと言うように、彼女の残り香がふわりと漂った。
夢では無い。彼女と過ごしたあの夜も、彼女がくれたあの言葉も、全部、全部。
知れて良かった。あの言葉が僕の世界の理になった。
「ゲホ……っ!?」
体中が痛い。咳込みたくなんて無いのに咳は止まらないし、咳と同時に血なんて吐いている。
思ったり以上に僕の死は近いようだ。和真先輩がいる時じゃなくて良かった。
咳が収まり、体が動きそうなのを確認して、着替えの為にベッドを降りる。
「…………え」
そして気付く。今日という朝が、僕の体ばかりでなく全てが不穏だということに。
隣にはもう和真先輩はおらず、あの夜は僕の死ぬ間際の夢だったのかもしれないと思えてしまう。
ぽふと枕に頭を埋めると、夢では無かったと言うように、彼女の残り香がふわりと漂った。
夢では無い。彼女と過ごしたあの夜も、彼女がくれたあの言葉も、全部、全部。
知れて良かった。あの言葉が僕の世界の理になった。
「ゲホ……っ!?」
体中が痛い。咳込みたくなんて無いのに咳は止まらないし、咳と同時に血なんて吐いている。
思ったり以上に僕の死は近いようだ。和真先輩がいる時じゃなくて良かった。
咳が収まり、体が動きそうなのを確認して、着替えの為にベッドを降りる。
「…………え」
そして気付く。今日という朝が、僕の体ばかりでなく全てが不穏だということに。


