トイレの個室へと駆け込み、血液パックで摂血し、体の力を少しだけ回復させる。
狭い個室に僕の体から発される熱から生まれた蒸気が広がるのをぼんやりと眺め、少し溜め息が零れた。
幸せは、僕には体力が要りすぎる。でも、それによって体力が尽きても、この身が朽ち果てようとも、もう疲れない日陰には戻れないのだろう。
心臓が痛い。長袖で隠したミミズ腫れがずくずくと疼く。
この感覚が続くと、僕は人間から化け物へと変わろうとしているんだと自覚させられる。
「僕は……っ!『君』を認めない。僕だけで良い。君は、要らない」
言葉を発せば発する程に苦しくて、胸が痛くなって、視界がぼやける。
そうか、僕の中にいる君も苦しいんだ。でもごめん。僕は君に手を差し伸べる事は出来ないんだ。
幸せは快楽ばかりではない。少なからず僕にとっては、苦しくて、いつだって痛みを伴う。
狭い個室に僕の体から発される熱から生まれた蒸気が広がるのをぼんやりと眺め、少し溜め息が零れた。
幸せは、僕には体力が要りすぎる。でも、それによって体力が尽きても、この身が朽ち果てようとも、もう疲れない日陰には戻れないのだろう。
心臓が痛い。長袖で隠したミミズ腫れがずくずくと疼く。
この感覚が続くと、僕は人間から化け物へと変わろうとしているんだと自覚させられる。
「僕は……っ!『君』を認めない。僕だけで良い。君は、要らない」
言葉を発せば発する程に苦しくて、胸が痛くなって、視界がぼやける。
そうか、僕の中にいる君も苦しいんだ。でもごめん。僕は君に手を差し伸べる事は出来ないんだ。
幸せは快楽ばかりではない。少なからず僕にとっては、苦しくて、いつだって痛みを伴う。


