2人しかいない医務室は相変わらず太陽の日差しが眩しかった




あまりに突然の発言に、少し動揺してしまう




「樹君ってそんな顔もするんだぁ?」





突然先生が、きゃっきゃと子供のように笑った





僕は体をよじらせ、巻きついてきた手から逃げる




「すいません、急いでるので。」





僕は素早くドアに移動した





「まって!逃げない…でよ…」





残ったのは薬品の香りと、ドアの閉まる音だけだった