麻央を見ると悪戯っ子のような笑顔で「ん?惠には教えない。」と言った。 かなり残念な答えに落胆する。 惠は「何だよ、それ〜。」なんて言ってはいたがさほど気に留める事なく俺に「なんて呼べばいい?」と聞いてきた。 「…………綿瀬 久美ってゆーの、俺。」 「何か間があったけどいいや〜。んじゃ〜、これからヒサヨシね〜♪」 ミラー越しに惠はそう言いニカッと笑った。