ー君は俺の光ー[1]


「さっき”先輩”って言おうとしたよね?昨日さ、麻央って教えたじゃん。」




…そーいえば、そうだったような?




「…あ〜、いや、その……。」




俺が答えられないでいると先輩は「”覚えてね”って言ったのに…。」そう呟いた。



はぅ…。



先輩、そんな捨てられたワンコのような目で俺を見ないで…。



思わずヨシヨシしたくなるじゃんかっ。




「えっと、何か…すいません、麻央さん。」