声を掛けられムクリ_と体を起こす。 横になっていたおかげか、先ほどより幾分か楽になった気がする。 「泉李、サンキュ。」 「あぁ…。」 ふぅ_と一息吐いた後、座席横のドアが開いた。 車から降りると、前に停めていた車の中からも人が出て来た。 そいつらは店の入り口に2人、裏口に2人と素早く着き退路を絶つように立つ。 皆川・俺・泉李の順に裏口に入ると、そこに副店長の白木が立っており中へと案内された。