ー君は俺の光ー[1]


しゃがみ込みながらヘッドホンを耳から外して首に掛ける。



先輩の髪の毛を掴み俺の方に顔を向ける。




「…ねぇ、アンタ誰?俺知らないんだけど会った事あんの?」



「…うぅッ。」



「あのさ、もしかして泉李絡みで来た訳?残念だったね〜。でもさ、俺って弱々に見えてたんだ?超ショックー。」




イラっとして顎を思い切り殴ってやった。




「ゔっ……ゴホッ…ゴホッ。」