うわっ。 お気に入りのネコ耳パーカーまで匂い付いてるし…。 恐るべし、パンダ香水。 「なぁ、泉李。」 「…何だ?」 「このジャケットとパーカー捨ててもいい?」 「いや、止めとけ。ストーカーに持って帰られんぞ。」 「ひっ…。マ、マジか。つーか・・・。」 「あ?いる訳ねーだろ。すぐ信じんな、バーカ。」 クツクツと意地悪な顔をしながら笑う泉李に、まんまと騙されたようだ…。