何故かチクリと胸が痛む。 皆に警戒されて探られている事は、来た時から何となく解っていた筈じゃないか…。 さっき会った泰稚も悠大と同じ笑顔を俺に向けたんだ。 気付かない振りをしたけれど…。 何故か、麻央だけは違った。 初めて会った時から本当に普通に接してくれたんだ。 嬉しいと思った事は秘密だけどね。 でも、何故麻央は俺を家やココに連れて来てくれたのだろうか…。 あー、解んねぇ。 難しい顔をしながらウンウン唸っている俺を、皆がチラ見していた事なんて気付く筈もなく考えこんでいた。