何だろう?あれは。 パタンとドアの閉まる音がする。 見やると麻央が閉めたらしく、一瞬目が合う。 微かに笑みを浮かべ、ソファーの方へ向かい白い1人用のソファーに座った。 「久美どした?座ろーぜ♪」 掴まれたままの腕を引っ張られながら手前にあるソファーへと促され座る。 横には何故かニコニコとした晴可が座った。 俺が座ったソファーの前には、仰向けに寝そべりながら家と同様にケータイを扱う惠がいる。