狐ノ面ト鴉ノ妖怪戦記



重くさびた体育倉庫の扉を開けると、怯えきった女の子がいた。


しかも、その子は完璧に妖怪を直視していた。


「(この子、まさか視妖があるの!?)」


私は女の子と妖怪の間に立ち、召喚した刀で妖怪を祓った。


振り返ると、涙を流して女の子は私を見ている。


「あなたは今、妖怪を見た。そして、あなたには視妖の力もあるようね」


「…え」