それでも離してくれない。 だから わざと 水しぶきを 拓斗の顔を目掛けて 振りかけてやると 「冷たいなぁ」 やっと 手を あたしから離し あっちで 待ってるから と 向こうに行ったのだ。 もぉ~ ドキッとしたよぉ~ 急に 抱きしめられて どう反応したらいいのか 分かんなくて…。 いまだに 腰の辺りが 温かいよ。。。 「終了~」 と 言いながら 拓斗の横へドンッと 勢いよく座ると わざと『オウッ…』 と 大きな揺れが来たかのように 自分の体を 飛び上がらせた。