「台所借りるね」
早速 準備に取り掛かると
拓斗は 気になるのか
何度も何度も 見に来る。
「いいから 座ってて」
携帯のクックパッドを開きながら
料理を続ける。
玉ねぎのみじん切りをしてると
「音はするけど 切れてるの?」
また来た!
「切れてるよ~ほら!」
「おっ!細かいじゃん!」
拍手と共に お誉めの言葉。。。
「でしょぉー!任せてぇー!」
「なぁー それって
何の涙?感動の涙?」
「違います!玉ねぎの涙です!」
「分かってます
やってやるよ」
と ついに 共同作業になってしまった。
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