「こいつさ
理名ちゃんとあまり話せなかったって
うるさくてさ!一目惚れだってさっ!」


そうだったの…。


「もー!ハイハイ慎之介
オレの話は終わり終わり!
このままお前に 喋らせていたら
何を言い出すか分かんないからな
さっ!行くぞ!理名」


「フフフ 行くぞ!理名!だって笑える!
じゃーねー 理名ちゃん またね~」


慎之介さん嵐のように現れて
嵐のように去って行った。


シーンとした静けさに
アハハと 笑うしかなかった。