家へと帰ると 姉が 待ち構えてたかのように
「報告しなさいよ」
と 部屋へ来た。


「イケメンだった
あたし好みの顔をしてた」


「それで?どーなったの?
付き合おうって?」


「付き合うとか 次会おうとか
そんな話はなかったよ」


ホントにそうだった。


【今日は楽しかった
ありがとう】


だけ。


「なにそれ!向こうは
会ってがっかりした感じ?」


「・・・かも」


「もー!あんたね!
あたしの印象下げないでよね!」


振られたってことが 姉のプライドを傷つけたのかも知れないけど…


そんなことまで 言わないでほしいよ!


「知らないわよ!
それなら 自分で行けば良かったじゃん!」


あたしも ブツブツと言い返しながら
右手を出し 一万円請求したのだった。