触られる度に ピクッとしてしまうあたしに


「まさか 初めてじゃないよね?」


と 拓斗が聞いた。


「違うけど・・・
緊張してるし
それに ドキドキしてる」


あたしに とって
初めてに等しいかもしれない。


英寿は ガサツだった
こんなに丁寧にされてなかったから。


ただ二人とも
ただ【やる】と 言うことに一生懸命で
お互いの気持ちとか
考えてなかったし
三回トライして一回結ばれたが
痛かったという印象だけ。


「そんな緊張すんなって!
お前が そんなんだったら
オレまで緊張するじゃないか!」


「だって…拓斗…カッコいいし…
優しいし…」


あたしってば 恥ずかしさのあまり
訳のわからないことを連発してる。


「今頃わかったのか?
カッコいいこと 優しいこと
もう一つ お前のことが
どれだけ 好きか 今から分からせてやるよ」


・・・(///∇///)