依頼状をすべて読み終え、立ち上がった音波に弦影は声をかけた。 「何じゃ??今から向かうのか??」 『明日から土日に入るんですよ??休み無しになるくらいなら、今日徹夜します』 「お前、かわっとるな」 フンッと腰に手を当てる音波に、弦影は苦笑いを浮かべた。 「まぁ、気をつけて行って来い」 『はい』 頭を下げ部屋を出てから、服を着替えるために自分の部屋に向かった。