元、新撰組です





『これ食べたら、仕事ですからね』



「はいはい、わかってるよ」



金平糖に戯れながら、甘いそれを頬張る姿は猫そのものだ。



『本当、猫にしか見えませんね』




それに、ピクッと反応した沖田は青年の姿へと姿を変えた。




「僕は人」




ズイッと綺麗な顔が、唇が触れそうなくらい近づいてくる。




『ちょ、ちょっと!!……んッ!!……ん??甘い』




唇に硬いものが押し当てられたと思うと、口内に甘さを感じた。