「さーて、僕の役目もおしまい。君、僕を斬りに来たんでしょ??」




『え??』




「どうせ、退治されるんなら本気で僕と手合わせしようよ」




また青年の姿に変わった沖田は、腰にある刀を抜いた。




音波は、一瞬と惑ったが退魔の剣を抜いた。




――――キンッ




どちらともなく、相手を斬りつける。刀と刀が擦れ合い、小さな火花が生まれた。