ご主人様に監禁されて


「そうだ、リル。あの子の件、例のリルに歯向かったメイドに聞いたよ」

「どうですか?わたしの色仕掛け作戦は効きましたか?」

「……なんでお風呂上りに話しかけるのがいいんだよ…意味わかんない…」

「あれー?お風呂上りは色気が4割増すっていう一般常識知らないんですか?」

「そ、そうなの?」

「嘘です、個人的な見解です」


衝撃の一般常識に思わず止めてた手を再開した。

「それで?どうだったんですか?」

「なんのことですか?って」

「なるほど、徹底的ですね」


大した情報は吐かなかったみたいだ。

「では次は脱ぎましょうか」

「え、い、いやだぁあ!!それは嫌だぁあ!!」

ティンの悲鳴を聞きながら、リルはルイにどう揺さぶりをかけようか考えていた。