まずは【ご主人さまに監禁されて】読破、誠にありがとうございます。
作者の少名毘古那と申します。

当初は60ページくらいで終わる予定だったこのお話が、その4倍以上になったのは私が短編を苦手とするアホ長編作家です。
本当に本当に長いお話になってしまいましたが、完結できたのはひとえに皆様のご支援があったからに他なりません。

さて、ここでは今後のことと裏話的なものをおはなししたいとおもいます。ご興味無い方は飛ばしてくださって構いません。



まず、国崎メイという少女についてです。

彼女は【愛すところすと】という別の作品に出てくる少女に過ぎませんでした。
何度も何度もでてくる“お兄ちゃん”はこの作品に出てきます(なお、裏話でお兄ちゃんと再会しているシーンもあります。きちんとあえて良かったね)

小さい頃、酷すぎる境遇で捨てられては拾われてを繰り返してきた彼女。
誰よりも幼いメイは、どうしてか言いようのない加護欲を沸き立たせる女の子です。
黒を白と言われても、教えられればそのとおりにするのは、捨てられるのが何より怖いから――そんなある意味で芯のない女の子でした。

彼女は最後、リルの下につくことになります。
もしかければいつかリルのお話を本格的に書きたいなーと思ってたりします。
が。
このお話よりもずっとずっと長編になることは目に見えてるので、気力があればの話になりますね。ごめんなさい。
その時はまたお付き合いいただければとおもいます。