お茶を飲みながらまたスタート。
コーヒーは飲んでもらえただろうかと脳に浮かんで、急いで振り払った。
いろんなものが出てきそうになったから、押さえ込んだ。
地図はとても丁寧に書かれていて、すごくわかり易かった。
しかし、3時間もあるけば限界が来た。
もともと筋肉が萎えていたのだ、無理に決まっている。
意志だけで歩いてきたが、お腹も空いていて倒れそうだった。
辺りはもう真っ暗。時刻は午後八時を指していた。
ぐうぐうと鳴っていたお腹をお茶でごまかすが、もう空っぽだった。
今日中にたどり着きたかったが、無理なら仕方ない。
真っ暗の公園に入って、そこで休むことにした。
水があったので、それで喉を潤す。
ベンチに座って、ほっと一息。
「……ふう」
かばんの中にあったお菓子を食べるが、ごくわずか。
すぐに食べきってしまった。
余計にお腹が減った。
「……ご主人様……」
呟いて、後悔した。
会いたくなってしまった。
思えば、メイが食事している時の彼はとても幸せそうだった。
ずっと眺めてるだけなのに。
見つめられることも幸せだった。
ああ、声が聞きたい。
そう考えていて、急いで振りおとす。
忘れるための旅じゃないか。



