空色涙 ~キミと、永遠と、桜を想う~


由依と一緒に教室へ入り、席に着く。


そして今日もいつも通りに、変化の無い一日が始まった。



一時間目は英語。


将来、英語圏に移住する予定も無いのに。


なんでこんな勉強しなきゃなんないのかねー?


ね、大樹。



二時間目は世界史。


自分の国の歴史を覚えるだけで、手一杯です。


他国のことまで、手が回りません。


ね、大樹。



三時間目は数学。


・・・・・・天敵だ!


こんなものが、世のため人のためになるなんて、あたしは絶対信じない!


ね! 大樹!



あたしは、常にそうやって大樹に話しかけてる。


あたしと大樹は、いつも一緒だから。


授業中も、お弁当食べてる時も、掃除の時間も、どんな時も。


あ、さすがにお風呂とトイレの時は違うけど。


でもそれ以外はずーっと、あたしは大樹の存在を感じていた。


話しかけるとね、ちゃんと大樹の返事を感じるんだよ。


なにも不思議じゃない。


だってあたし達は、ずっと一緒って誓ったんだから。