クラスで一番仲良しの由依が、元気に挨拶してくれた。
一番仲良し・・・というか、女子で仲良しなのは由依くらい。
正直に言うと、あたしは現在クラスの中で、少し浮いた存在だ。
女の子はクラスの中でグループを作る。
なのにあたしは、どの女子派閥にも入っていなかった。
よく言えば、フリーの一匹オオカミ。
悪く言えば、仲間外れ?
でもそれって、あたしの責任ばかりでもないと思う。
祐輔と仲がいいって時点で、あたしは条件が不利だった。
最初から大多数の女の子から、敵判定を受けてしまったわけ。
おまけにどの部活にも入ってないから、そっちの結束も無いし。
そういう事情もあって、担任は部活に入れ入れって言ってくるんだろうけど。
グループに所属することなんかより、あたしは大切なことに時間を使いたいんだ。
それに、由依が仲良くしてくれるし。
由依と仲の良い女の子たちも、普通に接してくれてるし。
だからなんの問題も無い。
あたしは、このままがいいんだ。
そうだよね、大樹。
・・・・・・。
大樹のことは、由依には話していない。
別に隠してるつもりはないんだけど。
今まで話すきっかけがなかったから、なんとなく話さないままになっている。
あまりうまく説明できる自信もないし。


