「じゃ、祐輔、後で教室でね」
退散、退散。逃げるが勝ち~~。
このままだと全身が、恨み視線のクシ刺しにされちゃいます~。
あたしはサッサと、その場から緊急避難することにした。
なのに・・・・・・
「おいちょっと待てよ、佳那」
祐輔に呼び止められてしまった。
とたんにあたしの背中に、恨み視線がザクッと降ってくる。
うおおぉ! 大量にきたー!
こ、このすさまじい圧迫感!
祐輔、頼むから女の子の前で、そんな気軽に呼び止めないで!
必死に圧力に耐えるあたしに、祐輔が不機嫌そうに話しかけてくる。
「なに慌ててんだ? まるで逃げ出すみたいに」
「み、みたいじゃなくて、じっさい逃げてるんですけど!」
「おい待てよ。話があるんだから」
「じゃ、すぐに話して! お願い!」
あたしが重圧に耐えきれてる間に、手早く!
「お前、部活もクラブ活動も不参加なんだって?」
「え? あぁ、うん。話ってそのこと?」
「担任に言われただろ? 今年こそは、どっかに所属しろって」


