その頼もしい笑顔を見て、しみじみ思う。
本当に由依と仲良くなれて良かったな。
優しくて、強くて、明るくて、可愛くて。
信頼できる友だちだよ。
嬉しい気持ちで、あたしも由依に笑顔を返した。
チャイムが鳴って、あたしたちは席に着く。
大森さんも滑り込みセーフ。
さぁ、今日も一日が始まる。
えっと、今朝のホームルームの議題は何だっけ?
委員長の男子が前に出て、プリントを見ながらメガネをかける。
そして難しい顔で、みんなを見渡しながら言った。
「おい、今日が書類提出期限だぞ。分かってるんだろうな?」
―― シーーーーン・・・・・・。
沈黙が流れた。
委員長の機嫌悪そうな顔が、ますます不機嫌になる。
「どうするんだよ。誰が作るんだ? 学級旗」
学級旗ってのは、全クラスが作る、自分たちクラスを象徴する旗だ。
運動会やスポーツ大会、遠足、卒業式。
メインの学校行事の時には、必ずその旗を、目立つ場所に掲げる。
クラスのシンボルみたいなものだ。


