ひとりじゃムリでも、ふたりなら。 ふたりの為ならがんばれるよね。 うなずいた。 何度も何度も、うなずいて。 生きてる幸せを噛みしめた。 この腕の中にいる幸せの為なら、がんばれる。 がんばりたい。 諦めたくない。 諦めない。 光太がその目標を、くれたから。 「もう1度、俺と付き合ってください」 「ずっと傍にいるって、約束してくれるなら」 「約束する。 ねぇ、センパイ。俺のこと好き……?」