「莉乃は、絶対にそんな風に思ってない。思うはずない!親友だもん、それくらいわかるよ。莉乃のことは、結城君よりよく知ってるんだから!」
まだ何か言いたそうにする俺に気付いたのか、瑠璃ちゃんはハンカチで目頭を押さえながら力強く言った。
「一生懸命生きなきゃ、私が許さない。それが与えられた使命だよ。莉乃が………望んだことだもんっ」
黙ったまま俯いた。
何か言うと、涙が零れ落ちそうだった。
「それを伝えたかっただけだから」
“じゃあ”
そう言って、瑠璃ちゃんは立ち上がった。
立ち尽くす俺の横を通り過ぎようとした瞬間。
「またね」
瑠璃ちゃんは優しく微笑んで、俺にそう言った。



