「なんて顔してるの?莉乃は、結城君のそんな顔を見たくないと思うよ?笑っててほしいって、言ってたから……っ。それに、莉乃は後悔してないと思う」 視線を感じて、しゃがみ込んだままの瑠璃ちゃんに目をやる。 綺麗な瞳から流れ落ちる涙に、何も言えずに黙り込んだ。 「だってね……莉乃の顔……っ笑ってたから。死んでるのに、笑ってる、みたいだったから……っ」 瑠璃ちゃんは両手で顔を覆って、声を押し殺しながら泣いていた。 死んでもなお、莉乃は幸せだったとでも言うのか。