「瑠璃、ちゃん……?」 そうだ。 莉乃の親友の……瑠璃ちゃん。 ビックリしたように目を見開いて、まっすぐに俺を見据える瑠璃ちゃん。 その瞳はまるで、俺を責め立てているように見えた。 ひしひしと芽生える罪悪感。 「あ、えっと……久しぶり……!なんかビックリしちゃって。何を話せばいいのやら」 「あ……うん」 ぎこちない空気が流れる。 まさか会うとは思ってなかったし、急な展開に戸惑った。 考えてみればお盆なわけだし、大切な人に会いたいと思うのは、当然のことなのかもしれない。