今日は透析の日だから逢えるとしたら夕方になる。
まだお昼過ぎだけど、家に帰るのはなんとなく気が引けて、結局病院の2階にあるテラスにやって来た。
すっかり定位置になったソファーの隅っこに座って、ぼんやりと中庭を眺める。
いい天気……。
晴れて本当に良かった。
無事に
天国に行けたかな……?
樹里ちゃん……。
またじわっと涙が溢れた。
いくら泣いても涙が枯れることはない。
この胸の痛みが消えることも。
「莉乃ちゃん?」
パタパタと足音が聞こえたかと思うと、不意に名前を呼ばれてビクッとなった。
慌てて涙を拭う。
「宮下さん……!」
そこにはナース服姿の宮下さんが立っていた。



