骨になった樹里ちゃんを見るのだけは耐えられなくて、その前に深く頭を下げてその場を去った。 ほのかにキンモクセイの香りが漂う中、涙を拭いながら自転車に乗る。 もう会えない。 もう二度と樹里ちゃんに会えない。 そんな事実が胸に深く突き刺さる。 だからこそ私は、後悔しないような生き方をしなきゃ。 逢いたい人に逢ってきちんと話さなきゃいけない。 逢いたいと思った時には、もう逢えないかもしれないから。 だから逢いに行く。