また、キミに逢えたなら。



その内どっかから“莉乃ちゃん”って笑いながら現れるんじゃないかって、そう思えてならない。


深呼吸を繰り返しながら棺に近付く。



「少し……少しだけ時間を下さい、お願いします」



樹里ちゃんのご両親に向かって頭を下げた。



「ぜひっ、ぜひ会ってあげて……っ。樹里も、喜ぶと思うから」



大粒の涙を零しながら樹里ちゃんのお母さんが言う。


樹里ちゃんのお父さんも、目を真っ赤にさせながらその言葉に大きく頷いてくれた。



そして火葬場の係の人に断りを入れてくれた。



棺の小窓が開けられて、樹里ちゃんの安らかな顔が覗く。



「…………っ」



可愛くてまるで寝ているみたいなその顔。