「俺的には終わらない方が嬉しいんだけど」 そんなことを言って隣に並んだ神崎君は、私より頭一つ分くらい背が高くて。 視線を感じたけど、泣いた後の顔を見られるのが嫌で伏せ気味に手だけを動かした。 訪れる沈黙。 今までまともに話したこともないから、なにを話せばいいのかわからない。 正直、気まずい。 うやむやになったままだけど、屋上でのこともあるし。 一睡もしていないせいで頭もぼんやりするし、今の私はすごく疲れ切ったような顔をしてる。 なんだか今日と昨日だけで一気に老けた気分。