どこに行こうとしているのかわからない神崎君の後を付いて、トボトボ歩く。
やって来た場所は4階にある空き教室だった。
「とりあえず並べて。地味だけど、一枚ずつ取ってとめて行くしかねーな」
「…………」
ページを確認しながら並べ始めたのを見て、私も下半分の束をページ順に並べる。
ちゃんと、作業もするんだ……?
意外過ぎるから、並べ終えた後一枚一枚取って行ってる姿に見入ってしまう。
鼻歌交じりでなんだか楽しそう。
「放課後も残れる?」
プリントを取る手を止めずに、神崎君は顔だけをこっちに向けてニッと笑う。
……放課後。
残らなきゃ、きっと終わりそうもない。
残っても多分、今日中に終わらせるのは難しいかも。



