どんどん
どんどん好きになって行く。
「おはよう、久しぶりー!」
「あ、おはよう」
瑠璃と登校するといつも一緒にいる他の2人、マイとミウが笑顔でやって来た。
「おはよう」
2人の顔を交互に見ながら笑顔を浮かべる。
2人は夏休み前に比べてほんのり日焼けしていた。
「それより莉乃、もう大丈夫なの?」
ボブで背の低いボーイッシュなマイのクリクリの瞳が、心配そうに揺れた。
「え?なにが?」
心配されるようなことなんてあったっけ?
「入院してたんでしょ?」
「あ、そうそう!あたしも気になってたの!」
私達の中で一番見た目が派手なミウが同じように言った。



