「急にどうしたの?っていうか、なんで俺がここにいるって知ってんの?」
弱々しくて力のない声が背中の方から聞こえて来た。
ドクンと胸が締め付けられる。
まだ、具合が悪そうだ。
“このままじゃ死ぬ”
そう言ったシロー君の悲しげな顔が蘇って、向き合って座ることが出来なかった。
弱い私でごめんね。
生きていて欲しいと思っているくせに、真正面から向き合えないなんてダメだよね。
「逢いたかったから……病棟の看護師さんに聞いたの」
「それって宮下さん?」
えっ……?
「知ってるの?」
ビックリして振り返った。



