ここでクラスメイトなんてことを公表したら、絶対に怪しまれる。
…というのは思い過ごしだったかもしれないけど
下心アリアリのあたしにとっては、そんな余計な心配が心の中から消えなくて……
なぜか、南君から遠いところに自分を持って行かないといけない気がして……
お母さんに近づいて南君に気にいられよう…なんてヨコシマな想いが、この一瞬ですごくバカげた恥ずかしいことだと思ったのだ。
でも
…これじゃあ本来の目的が全く意味をなさないよね。
「じゃあ息子の先輩になるのね。最近スーパーでよく見かけるし、息子と同じ年代の子だから気になってたのよ。そしたら同じ高校じゃない?なんか嬉しくなっちゃって」
嘘をついた罪悪感からまともにお母さんの顔が見れない。
「そうだったんですか…」そう、無理やり作ったあたしの笑顔もぎこちないかもしれない。
「そうそう、それね」



