南くんの秘密。




あたしは、南君のクラスメイトだということを今言った方がいいのかな。

どうなんだろう。

それってあまりにも偶然すぎやしない?


こんな展開になるなんて思ってもなくて、もちろん美帆も思っていなくて、そこまでのアドバイスはもらっていない。


「そういえば、お名前聞いてなかったわね」


コトコト…とティーポットから紅茶を注ぎなから問いかけられた言葉に、全身に緊張が走る。


「さ……」


そこまで言って口が止まってしまった。


あたしは今、南君のことを知らないような素振りを見せちゃったし……

そして思わず口から出たのは。