心の動揺とは裏腹に、目を逸らすこともなく"しか"とこの目に焼き付けてしまうあたし。 「やっぱりムッツリじゃん」 あたしの視線と、確実に赤くなっているだろう顔に気付いた美帆はまたそんなイジワルを言う。 お兄さんと弟が居る美帆は、若者の下着になんて全く反応しないみたい。 「かっ、帰ろう」 美帆の袖を引っ張ると足早にその場を退散し、あたしは近くのバス停からバスに乗り、家路についた。