今だって口から心臓が出るんじゃないかってくらいドキドキが納まらないのに。 でも美帆のおかげで、南君のお母さんに会えた上、事務的だけど会話を交わせたのがとっても嬉しかった。 たった、一言二言なのにそこだけはなぜが一字一句鮮明に覚えている自分が居て、何度も何度もリピートしてた。 「この勢いで南んちまで行ってみようか」 あたしはまださっきの緊張から解放されないのに、またとんでもない提案をする美帆。 「南君の家?」 行って何するんだろ…? ピンポンダッシュ…とか?